目指せ!オーストリア

私が小水力に関わり始めたのは、約5年前。NPO法人水力開発研究所(2024年5月解散;以下「旧NPO」)の井上素行代表理事からのお声掛けで旧NPOの理事に就任。

その活動の一環として、2023年4月に「ダム・発電関係市町村全国協議会」(事務局;全国町村会)からの依頼で、旧NPOのメンバーが中心となって設立された「地域のための小水力発電に関する研究会」が、水推会の理念の原点である。

その研究会の成果報告書を2024年5月に取りまとめたのだが、その直後、難病に侵された井上氏が同年6月に亡くなり、旧NPOも解散という不幸を迎えてしまう。

「地域のための小水力発電を!」と最期まで提唱し続けた井上氏の遺志と、全国町村会さんの小水力への熱い思いを引き継がなければ日本の水力は置き去りにされたままになってしまう、という危機感を強く持った私は、旧NPOの後継的な組織の立ち上げの必要性を感じていた。

そのようなタイミングで、「地域のための小水力発電推進セミナー」(2025年2月20日開催)で発表の機会をいただいたのが、水推会立ち上げの契機となったと言えるだろう。私吉岡と、水力愛に溢れる畏友、島田保之さん、里中悦子さんと喧々諤々の議論をしながらこれまで準備してきたものである。

このセミナーのプレゼンでは、「今後の小水力発電の主役は、自治体を含めた地域の皆さん」「掛け声は、目指せ!オーストリア」とまとめた。今年(2026年)2月17日に開催されるシンポジウム「地域を豊かにするための脱炭素~小水力発電の可能性と地域再エネの実装」では、正式に水推会設立を皆さんにお伝えできる場となるだろう。

昨年の掛け声「目指せ!オーストリア」を、今年から全国各地で実現していけるよう、水推会の活動を皆さんで応援していただくとともに、この活動に積極的に参加して欲しいと心から願っている。

代表理事:吉岡一郎

類似投稿