2/7脱炭素シンポジウムで、水推会の設立をアピールしました
2月17日にダム・発電関係市町村全国協議会が主催する「都市・農山漁村共創社会創造シンポジウム」が開催され、「地域を豊かにする『脱炭素』」をテーマに議論が行われました。
水推会代表理事の吉岡一郎がトップバッターで登壇し、「小水力発電の可能性と課題」と題する講演を行い、「水推会を設立し地域のための小水力推進のために支援活動に注力していく」との力強い決意表明を行っています。
吉岡代表は当講演において、
- 水力発電は最も優れた再生可能エネルギーである
- 我が国の水力発電のポテンシャルはまだまだ残されている
- 今後の小水力発電の主役は自治体を含めた地域の皆さん
という3点を強調しました。
その上で、小水力発電を世の中に広げるために、自ら水推会を設立し、
- 小水力発電の開発を飛躍的に増加させることにより、魅力ある地域づくりと我が国の脱炭素社会の構築に貢献していきたい
- 自治体等の協力を得ながら、水力発電の専門家として支援活動に注力していく
と宣言しました。
吉岡代表からは具体的な事例として、広島県北広島町および大崎上島町からの支援要請を受けて、両町における小水力開発地点の選定や水道施設を利用した小水力開発の検討を支援しているとの紹介がありました。
さらに主催された全国協議会の会員自治体に対して、小水力発電の支援に関するアンケートを実施する旨お伝えし、地域の小水力発電の実現に向けて始めの一歩を踏み出すように訴えています。
水推会では、多くの自治体等からの支援要請に応えられるよう、正会員の充実も図って参ります。
後半のシンポジウム
2月17日のダム・発電関係市町村全国協議会「都市・農山漁村共創社会創造シンポジウム」では、水推会の理事を務める重藤さわ子事業構想大学院大学教授、宮川和芳早稲田大学理工学術院教授も講演されています。
重藤先生は、「地域主導の再エネ普及に向けて~どこに着目し、何をするべきか」と題する講演をされました。
その中で、地域の追い風のはずだった「地域資源活用の循環型社会・脱炭素社会」の中で、何故これまで地域は豊かにならなかったのかを解きほぐし、消費者・地域ができることとして、
- 再生可能エネルギーを重視する電力会社を選択する
- 自ら再エネを設置し、自家消費率を高める
- 地域の再エネ事業を支援
- 地域の再エネを地域で消費できる仕組みづくり
を提言されています。
最後にまとめとして、
- 「選ぶ」と「作る(創る)」で豊かな地域へ
- 「豊かさ」の基準が変化する中で、再エネを「宝」にするか「迷惑施設」にするかは地域次第
と訴え、「地域を豊かにするための『脱炭素』を!」と呼びかけられました。
「地域による地域のための小水力発電」を基本理念とする水推会の活動の、基本路線を示していただけた講演と思います。
宮川先生は、「小水力発電の大量導入に向けて~研究・開発の最新動向」と題して講演されました。
主なポイントは以下の通りです。
- 国内初となる一般水力発電所の調整力強化に向けた技術開発が、NEDOの公募事業に採択され、「再生可能エネルギーの拡大に伴う火力発電などにおける燃料費・CO₂排出量の大幅な低減を目指す」技術開発に着手したことを公表されました。
- 令和7年度新エネ大賞を受賞された「広範囲な流量・落差で運転可能な新型水車の開発」の技術的な開発ポイントを紹介されました。この水車は、水力発電システムの低コスト化を実現する、経済性に優れた新型水車です。
